おっさん救急医のブログ

地方で働く中年救急医の考えのまとめ

危機のリーダーシップとコロナ

人生の半分以上、医者になってからは20年以上が過ぎ、これまでの生き方を振り返ることが多くなりました。振り返る余裕がやっとでてきたとのだと思っています。

数年前までは、がむしゃらに働き時間外労働が2000時間/年を超えた年もありました。が、最近は、医療業界でも働き方改革が叫ばれ、働きすぎは良くない雰囲気が広がってきています。過労死寸前になったことがある私は、一人の医者が人の2倍働いたからといって世の中が変わるわけではないし、誰かが働きすぎてバーンアウトして辞めてしまえば戦力は逆に減少してしまうこを知っています。

なので、ここ数年の目標の一つに効率的で時間外労働の少ない働きやすい救急医療の構築があります。そのためには、リーダーシップ、マネジメントを勉強する必要がありますし、社会の変化をよく知り、社会の変化に即した医療とは何か考えていく必要があると思います。そのため最近Newspiksをよく見るようになりました。

現在起こっている新型コロナウイルスパンデミックは、大きく社会が変わるきっかけになるようです。これに対する世界の反応、日本の対応、SNSの騒ぎ、医療界の対応、自分の身近でおこっている危機対応に関して深く考えて記憶にとどめておく必要があると思いこのブログを始めることにしました。

 

下記の番組のコメントは石破さんに対して批判的なものばかりでしたが、私はそれなりに勉強になりました。

 

 【落合陽一】危機のリーダーシップとコロナ時代の新世界秩序 

落合陽一×石破茂×宮田裕章

https://twitter.com/NewsPicks/status/1254009372402835457

 

石破茂さん

台湾の蔡英文総統 「国民の不公平感」を除去して国民を一つにすることができた。

ドイツのメルケル首相 心の底から自由と民主主義の重要性を知ってロジカルな話ができる。

選挙や支持率を考えて動けば必ずうまくいかない。徹底的に政治の思惑を外す。

総理を目指すか?の質問に対して「それは手段としてね」

 

宮田裕章さん

市場が機能しなくなったとき(市場原理で物事が進まなくなったとき)リーダーに期待があつまる。ニューノーマルを作らなければならない。

 

どう動けば分からなくなったとき、まさにその時リーダーが方向を示さなければならない。普段は勝手に物事が進むからリーダーがしゃしゃり出ることはないんですね。

 自分の考え・理想(それは自分の為ではなく社会の為の)を実現するためには、決定権を持つリーダーにならなければならないと常々思ってきました。その決定権者になるために、時には自分の考えを曲げなければならない。それはあくまでも最終目標を実現させるためであると。

石破さんの最近の発言は?と思うことが多かったのですが、この番組をみて見直しました。